泉房穂氏 兵庫知事側近の降格申し出で“4人組”に言及「残る部長2人はどうしておられるのだろう」

AI要約

兵庫県明石市の前市長・泉房穂氏が、兵庫県の主要施策を担当していた小橋浩一理事が疑惑告発文書問題に関連して降格を申し出たことを伝える。

小橋氏は県庁組織で重要な役割を果たしていたが、体調不良を理由に降格を申し出ていた。これにより、県政停滞の懸念が高まる。

斎藤元彦知事は小橋氏の体調回復を願いつつも、施策はしっかり進められると強調。泉氏は小橋氏の降格について疑問を呈している。

泉房穂氏 兵庫知事側近の降格申し出で“4人組”に言及「残る部長2人はどうしておられるのだろう」

 兵庫県明石市の前市長・泉房穂氏(60)が31日、自身のSNSを更新。兵庫県が同日、県の主要施策を担当し斎藤元彦知事の疑惑告発文書問題の対応もしていた小橋浩一理事を降格させ、総務部付の部長級とする人事を発表したことに言及した。

 小橋氏は、体調不良を理由に本人が降格を申し出たという。一連の問題の責任を取り同日辞職する片山安孝副知事に続き、知事側近が中枢を離れることで県政停滞に拍車がかかることが懸念されている。

 県によると小橋氏は総務部長などを歴任し、4月に部長職より上級の理事に就任。斎藤氏肝いりの若者支援施策の取りまとめなどを担当した。今月下旬から休んでおり、24日に「現在の県政を取り巻く状況で職務を遂行することが心身共に厳しい」として降格を申し出た。人事は8月1日付。

 3月に県西播磨県民局長だった男性が関係者に配布した告発文書には「知事選挙に際しての違法行為」として小橋氏の疑惑も記載されていた。

 斎藤氏は、小橋氏について、記者団の取材に「体調回復に専念してもらいたい。理事職は当面空席になるが、県庁は組織として仕事をするので施策はしっかり進められると考えている」と強調。自らの進退については「日々の仕事に専念する思いに変わりはない」と述べた。

 泉氏は、今回の小橋氏の降格申し出に「いわゆる“知事側近の4人組”のうち、副知事が辞職で、理事が降格申し出。県政を“4人組”に任せきりにしてきたのは有名な話。残る部長2人はどうしておられるのだろう」と自身の見解をつづった。