市街地のクマ 銃での捕獲可能に 環境省の有識者会議が対応方針

AI要約

全国で相次ぐクマによる被害を受け、環境省の有識者会議はきょう、市街地での銃による捕獲を条件付きで可能とする対応方針をまとめました。

環境省によると、昨年度のクマによる人身被害は過去最多の219件あり、この問題に対応するための法改正が検討される見通しです。

今後、クマが市街地に入り込んだ場合など、銃による捕獲が必要な状況に対応するための対策が取られることになります。

全国で相次ぐクマによる被害を受け、環境省の有識者会議はきょう市街地での銃による捕獲を条件付きで可能とする対応方針をまとめました。

環境省によりますと、昨年度のクマによる人身被害は219件で、人への被害としては過去最多でした。現在の法律では、市街地で銃を使用してクマを捕獲することは原則禁止とされていて、市街地でクマを撃つためには立ち会った警察官の指示を受けるなどの必要があります。

環境省の有識者会議はきょう、クマが建物に入り込んだ場合などに銃による捕獲を可能とする対応方針を正式に取りまとめました。

今後、環境省側に提出され、法改正も含めた検討が行われる見通しです。