横田基地のオスプレイ運用再開 事故機と同型 在日米空軍

AI要約

米軍の横田基地に配備されている米空軍の輸送機CV22オスプレイが、昨年の墜落事故以来、国内での運用を再開した。

防衛省によると、事故後、米軍は不具合が生じた機体の部品を特定し、CV22オスプレイの運用再開を決定した。

海兵隊仕様のMV22はすでに飛行を再開しているが、CV22は安全点検や搭乗員教育に時間がかかり再開が遅れていた。

 米軍横田基地(東京都福生市など)に配備されている米空軍の輸送機CV22オスプレイが2日、運用を再開した。

 防衛省への取材で分かった。同型機が昨年11月に鹿児島県・屋久島沖で墜落して以降、国内での飛行を見合わせていた。

 防衛省によると、2日午前11時ごろ、最初の1機が横田基地を離陸した。

 墜落したオスプレイは同基地に所属し、乗っていた8人が死亡した。事故後、米軍はオスプレイの全機種の運用を停止したが、不具合が生じた機体の部品を特定したとして、今年3月に飛行再開を決めた。国内では、海兵隊仕様のMV22が同月に飛行を始める一方、CV22は再開していなかった。安全点検や搭乗員教育に時間がかかったとみられる。