【1994年の今日: 6月30日】社会党の村山委員長が首相就任―55年体制で長らく対立してきた自民党と連立 / 地元大分で100歳を迎えた現在の写真も

AI要約

1994(平成6)年、村山富市が首相に就任し、47年ぶりの社会党首相誕生。自民党が政権復帰のため、社会党と新党さきがけとの連立内閣を組閣。

村山首相は安全保障政策で急転換し、自衛隊の合憲性と日米安保の堅持を表明。

村山首相は96年に退陣し、2000年に政界を引退。2024年に百寿を迎え、歴代首相として長寿の記録を達成。

【1994年の今日: 6月30日】社会党の村山委員長が首相就任―55年体制で長らく対立してきた自民党と連立 / 地元大分で100歳を迎えた現在の写真も

1994(平成6)年 日本社会党の村山富市委員長が首相に就任し、47年ぶりの社会党首相が誕生。羽田孜首相(新生党党首)の少数与党内閣が総辞職し、自民党が政権復帰のため、第2党の社会党および武村正義氏率いる新党さきがけとの連立内閣を画策。首班指名選挙で新生党、公明党などが推した海部俊樹氏を破り、村山氏が当選、「自社さ」の枠組みで組閣。武村氏(大蔵)、河野洋平氏(外務)、与謝野馨氏(文部)、橋本龍太郎(通産)、亀井静香氏(運輸)、野中広務氏(自治)らが入閣した。

村山首相は所信表明演説で「自衛隊合憲、日米安保堅持」と表明し、社会党の安全保障に関する立場を急転換した。

村山首相は96年1月11日に退陣。2000年6月の衆院解散を機に政界を引退した。2024年3月に百寿を迎え、歴代首相としては東久邇稔彦氏、中曽根康弘氏に次ぐ長寿。