「日高山脈襟裳十勝国立公園」が誕生、国内最大の24万ヘクタール…「山と海と田園風景が凝縮」

AI要約

北海道の日高山脈と襟裳(えりも)岬、その周辺地域からなる「日高山脈襟裳十勝国立公園」が新たに誕生した。

25日、官報に告示されたこの国立公園は国内35か所目で、国定公園を格上げしたものである。

公園の広さは2倍以上に拡大し、陸域は国内最大となった。

 北海道の日高山脈と襟裳(えりも)岬、その周辺地域からなる「日高山脈襟裳十勝国立公園」が25日、官報に告示され、国内35か所目となる国立公園が正式に誕生した。

 国定公園を格上げした新国立公園は陸域24万5668ヘクタール(海域6510ヘクタール)で、国定公園のエリアから広さが2倍以上に拡大した。陸域は北海道の大雪山国立公園(22万6764ヘクタール)を上回り国内最大となる。

 国立公園西側の新ひだか町では同日、記念イベントがあり、日高地方の町長らが横断幕を持って記念撮影した。日高町村会長の大西正紀・えりも町長は「山と海、田園風景が凝縮された観光地でもあり、十勝と一緒に生かしていきたい」と話した。この日は十勝地方の帯広市でも記念行事が行われた。