国内最大「日高山脈襟裳十勝国立公園」誕生…13市町村にまたがる手つかずの自然や動植物など魅力豊富
日高山脈襟裳国定公園が国立公園に指定され、新たに日高山脈襟裳十勝国立公園が誕生した。
目的は雄大な自然や動植物を保護することで、日高山脈の美しい山岳地帯や特徴的な地形を含む。
国内最大の25万ヘクタールの国立公園として指定され、環境保護や地域振興に期待がかかっている。
国は25日、日高山脈や襟裳岬一帯の「日高山脈襟裳国定公園」を含む地域を国立公園に指定しました。
きょう(25日)誕生したのは、「日高山脈襟裳十勝国立公園」です。
今回の国立公園の指定は、雄大な山岳地帯に残る手つかずの自然や動植物などを
保護するのが目的です。を保護するのが目的です。
日高山脈は日本百名山のひとつ、標高2052mの「幌尻岳」を最高峰とする標高2000級の山々が南北およそ150kmにわたり連なっています。
氷河地形の「カール」や鋭い稜線の「ナイフリッジ」などダイナミックな地形が広がっています。
また、固有種などおよそ80種類の高山植物が咲き誇る「アポイ岳」や太平洋に突き出る襟裳岬、ハート型の湖「豊似湖」なども人気です。
国立公園の範囲は国定公園のおよそ2.4倍のおよそ25万ヘクタールで、国立公園としては国内最大となります。
また国立公園は日高管内が7町村十勝管内が6市町村のあわせて13市町村におよびます。
国立公園化により国による環境保護や整備が進むほか、知名度があがることで登山客に限らず、地域全体にわたる国内外からの集客に期待がかかります。
国立公園の指定は全国で35カ所目で道内では1987年の釧路湿原以来7カ所目となります。