宮城の復興、歩いて実感…トレイルウォークに全国から300人

AI要約

太平洋側の東北4県を縦断する自然歩道「みちのく潮風トレイル」の全線開通5周年を記念したイベントが行われた。

参加者は雨の中、被災地や歴史的な場所を巡りながらトレイルウォークを楽しんだ。

復興の光景に触れることで参加者は元気をもらえたという声も聞かれた。

 太平洋側の東北4県を縦断する自然歩道「みちのく潮風トレイル」の全線開通5周年を記念した「みちのく潮風トレイルウォークin仙台名取」(環境省など主催、読売新聞社など後援、アシックス・日本航空東北支社特別協賛)が23日、宮城県名取市と仙台市で行われた。読売新聞創刊150周年記念事業の一環。全国から約300人が参加した。

 東北地方が梅雨入りしたこの日、参加者はカッパを着たり傘をさしたりして、約4キロと約10キロのコースに挑戦。名取市の商業施設「かわまちてらす閖上」など復興が進んだ被災地や、仙台市を流れる伊達政宗ゆかりの「貞山運河」沿いを歩いた。福島市飯野町のパート高井早生(さき)さん(39)は「新しい建物が増え、町が復興している過程を見ると元気になれる」と話していた。