J2仙台 山形とのみちのくダービーはドロー…PKで先制のFW中島元彦「決定機は自分たちが勝っていた」

AI要約

仙台と山形のみちのくダービーは1-1の引き分けに終わった。

試合は熱い戦いとなり、仙台は最後のチャンスを活かせず悔しい結果となった。

次戦に向けてチームは決定力を高める努力をしており、中島元彦がリーダーシップを示している。

J2仙台 山形とのみちのくダービーはドロー…PKで先制のFW中島元彦「決定機は自分たちが勝っていた」

◆明治安田J2リーグ第21節 山形1―1仙台(22日・NDスタ)

 J2仙台は山形との「みちのくダービー」を1―1で引き分けた。カップ戦を含め45回目の対戦となったダービーの通算成績は、仙台の20勝16分け9敗となった。

 仙台サポーターのため息が漏れた。昨季敵地で山形に1―4と大敗し、その悔しさを晴らすことができた試合だった。後半に押し込み、チャンスがあっただけに仙台の森山佳郎監督(56)は「最後の方はこちらに決定機があったので、そこを決めてればというところ。ダービーでお互い気持ちが入った死闘というか、熱い気持ちは見せてくれた」と振り返った。

 絶好のチャンスを不意にした。後半33分に両チーム合わせて今試合一番の決定機を迎えた。左サイドからグラウンダーのクロスが入ると、ゴール前でフリーのFW中山仁斗(32)が右足でシュートも捉えきれず。「利き足関係なくボールに当たればゴールできた。FWなら決めなければならなかった」と中山は悔しがった。

 前半は耐えながらも先制。相手のハンドでPKを獲得し、32分にFW中島元彦(25)が右に決めた。後半も決定機を演出したが3試合連続ドロー。中島は「相手の方がやりたいことは上手だけど、決定機は自分たちが勝っていた。自分たちの甘さが出た」。

 次戦はホーム・ユアスタで栃木と対戦(29日)する。5月の前回対戦時には2得点を決め2―1で勝利に導いた中島は「ワンチャンスを決めないとダメ。決められるように努力をしたい」。チーム最多の7得点を決めている男がネットを揺らし、4試合ぶりの白星をつかむ。(山崎 賢人)

 ◆今季のみちのくダービー第1戦(4月13日) 仙台がホームで2―0と快勝した。コロナ禍以降最多の1万7938人が詰めかけ、前半10分にMF相良竜之介(21)がミドルを決め先制。38分にはDF菅田真啓(26)が頭で追加点を決めた。山形は仙台から今季加入したFW気田亮真(26)が不発に終わり、試合後は一部サポーターが渡辺晋監督に水をかけるトラブルも。当該サポーターは無期限の入場禁止となった。