来春入社の新卒採用、面接が「解禁」 すでに約8割の学生は「内定」

AI要約

大学生や大学院生の就活が解禁され、企業が面接を前倒しする傾向が強まっている。

三井住友海上火災保険ではオンラインの1次面接が始まり、学生が入社先を迷う状況も増えている。

就活ルールには強制力はないが、会社説明会や採用面接のタイミングが指定されている。

来春入社の新卒採用、面接が「解禁」 すでに約8割の学生は「内定」

 来春卒業する大学生や大学院生を対象とした企業の採用選考が1日、政府主導の「就活ルール」上で解禁された。ただ、すでに8割近い学生が「内定」を得ているという調査結果もあり、企業が面接を前倒しする傾向は強まっている。

 損保大手の三井住友海上火災保険では1日、オンラインの1次面接が始まった。総合職360人の採用を計画しているが、「すでに他社の内定をもらい、入社先を迷っている学生が増えている。面接の中でも業務内容ややりがいを伝え、企業選びのヒントになればいい」(採用チームの原耕祐さん)と話す。

 就活ルールでは、会社説明会は3年生の3月、採用面接などの選考は4年生の6月を解禁としているが、強制力はない。