![](/img/media/664dfb175585a.jpg)
まるで[フランス車]の如き乗り心地じゃない!? 中国[小鵬X9]はアルファード/ヴェルファイア以上のドライバーズミニバンなのか?
小鵬(シャオペン)が2024年1月に発表したフラッグシップミニバン、X9に試乗した。小鵬は新興EVメーカーの「御三家」に属し、X9は3列シートの7人乗りミニバンであり、狭い市街地でも使いやすいホイールベースを持つ。
X9は価格的に理想のMEGAよりも割安な設定である。モーターは強力な503psの出力と65.3kgmのトルクを誇り、シングルモーターとデュアルモーターの2種類を設定している。
競合モデルとしてはアルファード/ヴェルファイア、レクサスLM、メルセデスベンツVクラスなどがターゲットとなる。
![まるで[フランス車]の如き乗り心地じゃない!? 中国[小鵬X9]はアルファード/ヴェルファイア以上のドライバーズミニバンなのか?](/img/article/20240531/665905bc55d80.jpg)
中国の新興EVブランド、小鵬(シャオペン)が2024年1月に発表したフラッグシップミニバン、X9に試乗できる機会に恵まれた。まるでフランス車を思わせるようなその乗り味についてお届けしよう。
文、写真:ベストカーWeb編集部・渡邊龍生
そもそも小鵬は2017年に創業されたばかりの新興メーカーで、上海蔚来汽車(NIO、2014年創業)、理想汽車(2015年創業)の2社と並んで中国新興EVメーカーの「御三家」ともいうべき立ち位置のブランドだ。
ライバルとなる理想汽車のミニバン、MEGAに試乗した際のインプレッションはすでにお届けしているのだが、こちらのX9はさらにミニバンとして洗練された仕上がりになっていた。
X9は3列シートの7人乗りミニバンで、そのボディサイズは全長5293×全幅1785×全高1988mm、ホイールベース3160mmと理想汽車のMEGA(全長5350×全幅1965×全高1850mm、ホイールベース3300mm)よりもひと回り小さい体躯となっている。
X9のホイールベースは3160mmと長いのだが、後輪操舵のシステムを持っていることもあり、狭い市街地での切り返しなど小回りのよさが日本のユーザーにも響くかもしれない。
ちなみに中国国内での価格は35万9800~41万9800中国元(約720万~845万円)。理想のMEGAが60万中国元(約1260万円)であることを考えると、割安な設定のようにも思える。
モーターは最高出力503ps、最大トルク65.3kgmという強力なバッテリーを搭載。理想MEGAのバッテリー最高出力は543ps、最大トルクは55.3kgmと考えるとトルクの強大さが際立つ。
シングルモーター(FF)とデュアルモーター(4WD)の2種類を設定。ほかにも競合モデルとしては価格的に日本のアルファード/ヴェルファイアに加え、レクサスLMやメルセデスベンツVクラスなどがターゲットとなる。