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人気の高い5つの小型EV…ただし、アメリカ以外で(海外)
日本や中国市場で小型EVがテスラに挑戦しているが、アメリカ市場にはすぐには上陸しない可能性が高い。
消費者のデータによると、アメリカのドライバーはますます小型車を求める傾向であり、自動車メーカーも安価なモデルを提供する方向に進んでいる。
中国ブランドのBYDや日産の「サクラ」などが小型EV市場で注目を集めており、中国では特にBYDの「シーガル」が人気を博している。
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日産「サクラ」やBYDの「シーガル」のような小型EVが、日本や中国などの市場でテスラに挑戦している。
しかし、これらの小型EVがすぐにアメリカにやってくることはないだろう。
より小型で安価なEVが求められているというデータがあるだけに、これは残念なことだ。
小さなEV(電気自動車)が盛り上がっている。
中国、日本、ヨーロッパなどの市場では、とんでもなく小さなEVがよく売れている。BYDの「シーガル」や日産「サクラ」などがテスラ(Tesla)に挑戦しているのだ。
テスラの「モデルY」のようなSUVやフォード(Ford)の「F150ライトニング」のようなピックアップが道路を支配するアメリカのEV市場とは対照的だ。
だが消費者のデータによると、アメリカのドライバーはますます小型車を求めるようになっており、フォードやテスラのような自動車メーカーはより安価なモデルの製造を約束している。
毎年何万台もの中国製自動車がアメリカで販売されているが、近いうちにシーガルやサクラのハンドルを握ることができる人は、アメリカにはほとんどいなくなるだろう。アメリカ政府による中国製EVに対する関税引き上げや、小型車の輸入を制限する規制が、それを困難にするからだ。
アジアやヨーロッパではどのようなEVが話題になっているのか、ここで紹介しよう。
BYDは中国で急速にライバルを追い抜き、イーロン・マスク(Elon Musk)率いるテスラの主要なライバルとなっている。というのも小型で低価格のEVをはじめとした幅広いラインナップを揃えているからだ。
なかでもシーガルは、1回の充電で305km走ることができる1万1000ドル(約170万円)の小型EVだ。
2023年に発売されたシーガルは、中国では予想通りの人気を博している。だが、アメリカでは政府が中国製EVへの関税を引き上げたため、当分の間、この車がアメリカに上陸することはなさそうだ。