英郵便、7千億円で買収 チェコ実業家、政府判断へ
英国の郵便事業会社ロイヤルメールの親会社が、チェコの実業家率いるEPグループによる買収提案を受け入れたことが明らかになった。
買収額は35億7千万ポンドであり、国有から民営化されたロイヤルメールにとって初の外国企業による買収となる可能性がある。
EPグループは、週6日の配達業務を少なくとも5年間は継続すると表明している。
【ロンドン共同】英国の郵便事業会社ロイヤルメールの親会社は29日、チェコの実業家、クレティンスキー氏が率いるEPグループの買収提案を受け入れたと表明した。英メディアが報じた。買収額は35億7千万ポンド(約7千億円)。
英紙フィナンシャル・タイムズなどによると、ロイヤルメールは500年以上、英国で郵便事業を担ってきた。長らく国有だったが、2013年以降に民営化されていた。外国企業による買収のため英政府の判断を控えているほか、株主総会による承認も必要になる。
EPグループは、全国一律料金での週6日の配達業務を少なくとも5年間は継続すると表明。