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夏のボーナスが去年より上がって「50万円」でした! でもニュースでは「平均80万円」と聞き、なんだかショックです。世の中の人はみんなそれだけもらってるんでしょうか…?
ボーナスの平均は80万円というニュースを耳にした人も多いが、その情報は東証プライム上場企業のデータであり、一般の企業とは異なるものだ。
一般的な企業でのボーナス平均は40万円程度であり、50万円をもらえる人は平均を上回る金額を受け取っていることになる。
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会社勤めをしている人にとってボーナスは楽しみなものですが、今年の夏は以前よりも多くもらえてうれしかったという人もいるでしょう。また、ボーナスは人と比べてもしょうがないとは分かっていても、ほかの人がどれくらいもらっているのかは気になるところではないでしょうか。
ニュースで「ボーナスの平均は80万円」と見聞きし、「自分は今回50万円もらえたけど、世間はこんなに多くもらっているのか」とショックを受ける人もいるかもしれません。
しかし、調べてみると実は50万円は、ボーナスの金額としては多い方です。どういうことか見ていきましょう。
今年のニュースで「ボーナスの平均は80万円」というようなことを見聞きしたことがある人もいるでしょう。この情報は間違いではありませんが、実は条件があります。
条件とは、「東証プライム上場企業が対象」という点です。一般財団法人労務行政研究所は2024年夏のボーナスについて東証プライム上場企業のうち、原則として労働組合が主要な単産に加盟している企業を調査対象とし集計しています。そして、調査対象のうち回答があった114社の妥結額の全産業平均が84万6021円なのです。
東証プライムに上場するには、株主数や純資産の額など定められた基準を満たさなければなりません。一般的な企業の中でも財政状態が良い企業が対象となるため、基本的には給与や賞与の水準も比較的高いといえます。
そのため、東証プライム上場企業がベースの平均賞与額を基準として、「自分の50万円は平均以下だ」と落ち込む必要はありません。
東証プライム上場企業ではなく、世間一般的な企業でのボーナス平均はどれくらいなのでしょうか。
厚生労働省の毎月勤労統計調査によると、事業所規模5人以上の事業所において、2023年夏のボーナス平均は39万7129円、2023年冬のボーナス平均は39万5647円です。
どちらも平均では40万円程度です。2024年のボーナスは増額されたという会社も多いようですが、それでも、ボーナスの金額が50万円であれば、一般的な平均と比べると少ないどころか多い方だといえるのではないでしょうか。