物言う株主ペルツ氏のトライアン、ディズニーの全株売却=CNBC
米アクティビストのトライアン・パートナーズが米ディズニーの全株式を売却し、利益を得たことが報じられた。
トライアンはディズニーの大株主であったが、株式の売却を決定し、10億ドルの利益を得た。
ディズニーの株主総会ではトライアンの取締役選任案が否決され、経営陣の勝利となった。
[29日 ロイター] - 米著名アクティビスト(物言う株主)のネルソン・ペルツ氏が率いる米トライアン・パートナーズが米ウォルト・ディズニーの全株式を売却したことが明らかになった。米CNBCが29日に関係者の話として報じた。
LSEGのデータによると、トライアン・パートナーズは3月末時点でディズニーの株式1.77%を保有する第5位の大株主だった。
CNBCによると、トライアンは1株当たり約120ドルで全株売却し、約10億ドルの利益を得たとしている。
トライアンはこの報道についてコメントを控えている。ディズニーはロイターのコメント要請に応じていない。
ディズニーが先月開いた年次株主総会では、経営陣が提示した現取締役12人全員の留任案が承認された。トライアンの取締役選任案は否決され、役員人事を巡る委任状争奪戦はディズニー経営陣の勝利に終わった。