EU、AI規制へ新組織 専門家ら140人体制

AI要約

欧州連合(EU)欧州委員会が世界初の包括的な人工知能(AI)規制法の成立を受け、AI事務所を設立することを発表。

AI事務所は対話型AIや生成AIなどの規制を担い、新法の施行を支える役割を果たす。

新法は偽情報の拡散を防ぎ、違反した企業には巨額の制裁金が科せられる。また、AI事務所は企業の違反可能性を調査し、研究を支援する役割も担う。

 【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)欧州委員会は29日、世界初の包括的な人工知能(AI)規制法の成立を受け、企業の活動などを監視する「AI事務所」を設立すると発表した。対話型AIのチャットGPTなど生成AIを含めた規制を担う。技術の専門家や法律家など140人以上で構成し、新法の施行を支える。

 新法は偽情報の拡散などを防ぐ狙いがあり、違反した企業は巨額の制裁金が科される。AI事務所は、EU加盟国と連携し、企業による違反の可能性を調査する。企業の革新的な研究を後押しするために資金を提供する役割も担う。