BYDが新型プラグインハイブリッド車発表、航続距離2000キロ超え

AI要約

中国のEVメーカー、BYDが2000キロ以上の走行が可能な新型プラグインハイブリッド車を発表。

BYDは燃費向上に注力し、航続距離2000キロを達成。

世界の自動車メーカーが消費者の航続距離と環境性能向上を重視して取り組んでいる。

(ブルームバーグ): 中国最大の電気自動車(EV)メーカー、比亜迪(BYD)は28日、充電や燃料補給なしで2000キロ以上の走行が可能な新型プラグインハイブリッド車を発表した。

発表イベントは中国からライブ配信された。満充電・満給油でニューヨークからマイアミ、またはドイツのミュンヘンからスペインのマドリードに相当する距離を走行できる。BYDは2008年の初代モデル投入以降、5世代にわたってハイブリッド車の燃費向上に注力しており、航続距離2000キロの達成はその成果だ。

2100kmの長距離走行を可能にしたのは、4月の北京自動車ショーで発表された中型セダン2車種で、主力ブランド「王朝(Dynasty)」シリーズの「秦(Qin)L」と「海洋(Ocean)」シリーズの「海豹(Seal)06」。

世界の自動車メーカーにとって、消費者の航続距離に対する不安解消と環境性能の向上が喫緊の課題となっている。トヨタ自動車も同日、電動化に適した次世代エンジン開発を進めていくと発表した。

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原題:BYD Shows Off New Hybrid Powertrain Capable of Ultra-Long Drive(抜粋)

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