中国BYD、初のPHEVピックアップがメキシコでデビュー トヨタとフォードの牙城に挑む

AI要約

中国電気自動車(EV)最大手の比亜迪(BYD)がメキシコで初のプラグインハイブリッドピックアップトラック「BYD SHARK」を発表。

高性能なPHEVシステム搭載で0-100km加速5.7秒以下、複合航続距離840km。

スマート機能も充実し、海外市場向けの販売を目指すBYDの展開が注目される。

中国BYD、初のPHEVピックアップがメキシコでデビュー トヨタとフォードの牙城に挑む

中国電気自動車(EV)最大手の比亜迪(BYD)は5月14日、同社初のプラグインハイブリッド(PHEV)ピックアップトラック「BYD SHARK」の発表会をメキシコシティで開催した。価格は約5万3400ドル(約840万円)で、海外市場向けに発売する。

同車はBYDのDMO(Dual Mode Off-Road)プラットフォームをベースに、高出力エンジンとモーターで構成されるPHEVシステムを搭載。時速0~100km加速は5.7秒以下、複合航続距離は840kmとなる。

スマート機能も充実しており、回転可能な大型センターディスプレーやフロントガラス反射型ヘッドアップディスプレー(WHUD)、540度の超広角パノラマカメラを搭載。車内の音声制御や車両の遠隔管理、近距離無線通信(NFC)によるデジタルキーなどの機能を備える。

BYD車は米国では販売されていないが、同社はすでにオーストラリアやアジアのほか、中南米に進出している。中南米ではとくにピックアップトラックの需要が高い。現在のところ、これらの地域のピックアップトラック市場ではトヨタの「ハイラックス」やフォードの「レンジャー」に人気が集中している。

*1ドル=157円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)