アメリカ海軍「最新にして最強」の艦隊が中東入り 緊張高まる海域でアメリカの”存在感”誇示へ

AI要約

アメリカ中央軍の原子力空母「エイブラハム・リンカーン」を旗艦とする第3空母打撃群が中央軍の責任区域に到着した。

展開前にアメリカ海兵隊と海軍の最新鋭機を搭載し、中東海域での存在感を高める準備を進めていた。

一緒に第21駆逐戦隊や第9空母航空団が随伴し、海域への到着が実現した。

アメリカ海軍「最新にして最強」の艦隊が中東入り 緊張高まる海域でアメリカの”存在感”誇示へ

 アメリカ中央軍は2024年8月22日、原子力空母「エイブラハム・リンカーン」を旗艦とする第3空母打撃群が、中央軍の責任区域(area of responsibility)に到着したと発表しました。

「エイブラハム・リンカーン」は、8月初めにアメリカのロイド・オースティン国防長官の指示を受けて中東海域への展開が決定されました。しばらくインド太平洋地域で訓練などを実施したのち、今回ようやく目的の海域へと到達したことになります。

 アメリカ中央軍によると、今回の展開では「エイブラハム・リンカーン」と共に、駆逐艦などの水上戦闘艦から成る第21駆逐戦隊、および第9空母航空団が随伴しているとのことです。

「エイブラハム・リンカーン」には、アメリカ海兵隊に所属する最新鋭のステルス戦闘機F-35Cに加え、アメリカ海軍の主力空母艦載機であるF/A-18E/F「スーパーホーネット」の最新バージョン、F/A-18ブロックIIIがぞれぞれ搭載されています。展開までに訓練を重ね、さらに最新の航空戦力を擁する同艦は、中東海域におけるアメリカの存在感誇示に大きく貢献すると考えられます。