ライダーの猛暑対策「空調服」の風と走行風は打ち消し合うのか倍増するのか。結果は新感覚の爽やかさ!?

AI要約

空調服は、ウエア本体、電動ファンとバッテリーの3点を揃えて初めて使うことができます。価格はウエアが5000円前後、電動ファンとバッテリーの電装系は、風量やバッテリー容量によって変わってきますが2万円前後です。それぞれのメーカーが独自のコネクターを使っているので、パソコンのように汎用品を使うことはできず、実質3点セットで購入しなければなりません。

今回は、先に試した「フリーザーベスト」(保冷剤での冷却)と同じメーカーである「BURTLE(バートル)」の空調服「エアクラフト・ハイバック」を選択しました。価格(消費税10%込み)は2万6730円。ものすごく高くはありませんが、失敗するにはかなり惜しい金額です。正直、買うのを迷いました。

ウエアは好みに応じて、ベスト、半袖、長袖があるのですが、炎天下の直射日光を避けるためもあり、長袖を選びました。

ライダーの猛暑対策「空調服」の風と走行風は打ち消し合うのか倍増するのか。結果は新感覚の爽やかさ!?

 空調服は、ウエア本体、電動ファンとバッテリーの3点を揃えて初めて使うことができます。価格はウエアが5000円前後、電動ファンとバッテリーの電装系は、風量やバッテリー容量によって変わってきますが2万円前後です。それぞれのメーカーが独自のコネクターを使っているので、パソコンのように汎用品を使うことはできず、実質3点セットで購入しなければなりません。

 今回は、先に試した「フリーザーベスト」(保冷剤での冷却)と同じメーカーである「BURTLE(バートル)」の空調服「エアクラフト・ハイバック」を選択しました。同じメーカーで揃えることで、空調服の下にフリーザーベストを装着することも考えたからです。価格(消費税10%込み)は2万6730円。ものすごく高くはありませんが、失敗するにはかなり惜しい金額です。正直、買うのを迷いました。

 ウエアは好みに応じて、ベスト、半袖、長袖があるのですが、炎天下の直射日光を避けるためもあり、長袖を選びました。

「空調服」は、ウエアに取り付けた電動ファンで外気を取り込み、服の中に風を循環させ、発汗による気化熱で涼しさを感じる仕組みです。一般的な空調服は両脇腹あたりに電動ファンが取り付けられ、下から上に向かって風が流れます。

 一方、「エアクラフト・ハイバック」は左右の肩甲骨あたりにファンが取り付けられており、頭上から下に走行風が向かうバイクと相性が良いのではないか、と考えたのですが、猛暑対策という結果においては、あまり影響しない小さなことでした。

 写真では質感が分かりにくいですが、空調服はウインドブレーカーのような素材です。胴回りはゴムで締め付けられているので、電動ファンが送り込んだ外気は服の内部で循環し、主に首元へ、一部は袖口から排出されます。バイクの走行風より電動ファンの風力が大きいわけはなく、そうなると高価な買い物は無駄になるのではないか、という心配がありました。