トランプ前大統領の暗号資産ウォレット、保有額が一時1000万ドル越えに

AI要約

元大統領のトランプ氏の暗号資産ウォレットに約1000万ドル以上の資産が保有されていることが明らかになりました。保有資産には、MAGAやイーサリアムなど複数の暗号資産が含まれています。

トランプ氏は暗号資産を積極的に活用し、政治献金も受け入れることを明言しています。また、暗号資産事業者の米国内留まりを促すコメントも行っており、選挙戦を通じて暗号資産に前向きな姿勢を示しています。

暗号資産市場でトランプ氏に関連するトークンの価格が上昇しており、注目を集めています。今後の動向に注目が集まる状況です。

トランプ前大統領の暗号資産ウォレット、保有額が一時1000万ドル越えに

米国の前大統領で、共和党として大統領選に出馬中のドナルド・トランプ(Donald Trump)氏のものとされる暗号資産(仮想通貨)ウォレットに、一時約1000万ドル(約15億円)を超える量の資産が保有されていることが分かった。ブロックチェーン解析企業アーカム(Arkham)が5月28日Xにて報告している。

アーカムのデータを確認すると、同ウォレットにはトランプ氏がテーマのミームコインMAGA(TRUMP)が579,290TRUMP(約685万ドル:約10億円相当)、イーサリアム(ETH)が463.441ETH、MAGA VPが(MVP)100万MVPなど、複数の暗号資産が保有されている。

アーカムによれば、資産価値上昇の理由は、同ウォレットのポートフォリオの多くを占めるMAGAの価格高騰だという。

MAGAの価格は1カ月で115.96%上昇し、記事執筆時点(2024年5月28日14:45)で11.84ドルの値を付けている。一方でMAGA VPは7日で1.85%下落し、0.48ドルだ(コインマーケットキャップ調べ)。

11月の大統領選へ向け、現大統領ジョー・バイデン(Joe Biden)氏と対決するトランプ陣営は5月21日、暗号資産による政治献金の受け入れを開始。トランプ政権には暗号資産採用の用意があるとアピールしている。 またトランプ氏は、米国の暗号資産規制を逃れる為に米国外へ移転している暗号資産事業者に対して、「私たちが暗号資産を受け入れるのであれば、彼らを米国内に留めなければいけない」とコメント。過去には暗号資産に批判的であったトランプ氏だが、今回の選挙戦では暗号資産に対して前向きな態度を見せている。