【森林大国の行く末やいかに】過去と未来から紐解く日本林業の進むべき道を説く記事まとめ:おすすめ記事4選

AI要約

日本の林業の歴史や現在の課題、林業の将来に向けた展望などについて解説した記事が収録されています。

林業界での問題点や林野庁の取り組みについて詳しく触れられており、林業の持続可能性に関する課題を考察しています。

林業の重要性や歴史的な成功例、現代の林業再生に向けた取り組みなどについて学ぶことができる記事が含まれています。

 戦後の木材需要により多くの木々が植えられ、育てられてきた日本。森林大国の日本における林業は、今後どのように発展していくべきなのだろうか。

 木々の健康を守るはずの間伐により起こる問題、花粉症対策から見える政策の穴――。日本の林業の課題を紐解く、必読の記事を集めました。

 国内産業について問いかける人気記事の中から、<林業>をテーマにした4本を編集部が厳選してお届けします。

<目次>

1:【日本の林業は奇跡】開発と環境保護を両立してきた山林利活用の歴史と、これから進むべき道とは(2023年6月5日)

2:「信用を裏切る林業界に明日はない」盗伐、放置、鳥獣被害……山積みの課題に林野庁は机上の空論でなく研究を(2023年8月6日)

3:「60年間で1800万本植樹」山林活用による国力増強を唱えた“明治の巨人”から林業再生を学べ(2023年6月2日)

4:【税金の無駄遣い、精神論、反省なし】の林野庁が立てた花粉症対策予算から見えてくる林政の不可思議さ(2023年9月15日)

 通常、物事というのは、「あちら立てればこちら立たず」といった二律背反(トレードオフ)のケースが多い。例えば、これまでの「経済・生産」対「環境・公益」などはそのような関係にあったといえる。

 それに対して、「予定調和」とはドイツの哲学者・ライプニッツによる哲学用語で、「神があらかじめ定めていた調和によって世界の秩序が整っているという原理」と説明される。宇宙は無数の単子(モナド)からなり、互いに作用し合うことなく独立しているが、それが調和しているのは神の定めたところによるというものだ。

 私利私欲に突き動かされる人間たちの無秩序で乱雑な行動も、アダム・スミスによる「市場」という仕組みの発見できれいに説明できた。アダム・スミスはその説明の美しさに感激して、市場には「神の見えざる手」が働いているといったとされているが(真偽のほどは分からない)、ここにも神による予定調和的な考え方を見て取ることができる――。

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さらば!林野庁による「林業の成長産業化」