マイナンバーカードの機能を「スマホ」に入れたら何ができる?医療費節約にもつながる便利な使い方とは?

AI要約

2024年12月には現行の健康保険証の新規発行が終了し、マイナ保険証の本格運用が開始される。マイナンバーカードの機能をスマートフォンに搭載することで便利に利用できるようになる。

マイナポータルアプリを通じてスマホ用電子証明書の搭載の申し込みが可能。オンライン手続きや銀行口座開設、各種証明書のコンビニ交付サービスも利用できる。

マイナ保険証を使用すると医療費が少し安くなり、手続きの負担も軽減される。2024年12月以降は従来の健康保険証の新規発行は終了する。

マイナンバーカードの機能を「スマホ」に入れたら何ができる?医療費節約にもつながる便利な使い方とは?

2024年12月には現行の健康保険証の新規発行が終了して、マイナンバーカード健康保険証(以下:マイナ保険証)の本格運用が開始されることもあり、マイナンバーカードの取得率は高まってきているようです。総務省によると、2024年9月15日時点の人口に対するマイナンバーカードの有効申請受付数は82.8%となっています。

また、マイナンバーカードの機能をスマートフォンに搭載すると、さらに便利に利用できるようになるようです。

本記事では、マイナンバーカードの機能をスマートフォンに搭載させてできることや、医療費の節約につなげる方法などを詳しくご紹介します。

デジタル庁によれば、マイナンバーカードを持っている方は、マイナポータルアプリから自分のスマートフォンに「スマホ用電子証明書」の搭載の申し込みをすることができるとのことです。マイナポータルとは行政手続きのオンライン窓口のことで、これにより、子育て支援や引っ越しなどの手続きについてオンライン申請することが可能となります。

また、銀行の口座開設や各種証明書のコンビニ交付サービスの利用などもできるようになります。マイナンバーカードの機能をスマートフォンに搭載させることで、マイナンバーカードを携帯していなくても、スマートフォンがあればいつでもどこでも行政手続きができるようになるでしょう。

マイナンバーカードは健康保険証として利用登録をすることで、医療機関や薬局で利用できます。厚生労働省によると、今後はマイナ保険証を基本とすることになるため、2024年12月2日以降、現行の健康保険証の新規発行は終了となります。

マイナ保険証にはさまざまなメリットがありますが、従来の健康保険証を使用した場合と比べて医療費が少し安くなることもそのひとつです。全国健康保険協会によれば、従来の健康保険証に比べて、マイナ保険証を使うと初診では20円、再診では10円医療費を節約でき、自己負担も抑えられます。

また、各種手続きのための負担が軽減されるというメリットもあります。例えば、医療費が高額になった際は窓口負担の軽減のために「限度額適用認定証」の申請が必要ですが、マイナ保険証ならこうした手続きは不要です。