保険証調査、百害あって一利なし マイナ一体化巡り河野デジタル相

AI要約

医療機関の7割超が現行の健康保険証を残すべきだと答えたとの調査結果を全国保険医団体連合会(保団連)が発表した。

河野太郎デジタル相は保険証を残すべきだという意見に反対し、新しい取り組みの必要性を主張した。

マイナ保険証についての調査結果として、多くの医療機関が不具合を経験し、保険証を残すべきだと考えていることが示された。

 医療機関の7割超が現行の健康保険証を残すべきだと答えたとの調査結果を全国保険医団体連合会(保団連)が発表したことに対し、河野太郎デジタル相は20日の記者会見で、「保険証を残せというアンケートは百害あって一利なしだ。これが役立つとは思えない」と批判した。保団連から直接問われて答えた。

 河野氏は「いつまでも保険証に頼っていれば(新規発行が停止される)12月2日以降、医療機関が困る」と突き放した。

 調査は、マイナンバーカードに保険証機能を持たせたマイナ保険証に関して実施。回答した約1万医療機関のうち、69.7%が何らかの不具合を経験し、76.9%が「保険証は残すべきだ」と答えた。