火曜日と金曜日は「会議ゼロ」! ある創業者がこの働き方を徹底する理由とは(海外)

AI要約

CEOマデリーン・マン氏は、火曜日と金曜日には会議や打ち合わせを入れないようにしており、生産性向上につながっている。

自分の集中力を最大限に活かすために、会議をやらない時間を設けることが重要であると語っている。

ただし、個々の仕事や状況によって最適なスケジュールは異なるため、柔軟性が必要である。

火曜日と金曜日は「会議ゼロ」! ある創業者がこの働き方を徹底する理由とは(海外)

Self Made MillennialのCEOマデリーン・マン(Madeline Mann)氏は、火曜日と金曜日には会議や打ち合わせを入れないようにしている。

会議や打ち合わせが自分の集中力の妨げになっていることに気付いたマン氏は、週に2日、これをやめることにした。

生産性を高めるために"会議をやらない日"を設けている企業もある。

数年前、創業者のマデリーン・マン氏は仕事の進め方に不満を感じていた。

そこで自分が生産的だと感じるのはどんな時か、時間を上手に使えたと思えるのはどんな時か、リスト化した。

その結果、一番は何かを作っている時と、"やることリスト"に終了のチェックを入れる時だと分かった。

一方、マン氏が生産的でないと感じたのは会議だった。そこでキャリアコーチング・サービスを提供するSelf Made MillennialのCEOであるマン氏は、火曜日と金曜日には会議や打ち合わせを入れないことにした。

「おかげで生活が変わりました」とマン氏はBusiness Insiderに語った。

特定の曜日や時間に会議を集約しようとする上司は、マン氏が初めてではない。例えば、生産性を向上させるためのツールを手掛けるアサナ(Asana)は、水曜日を社内会議から"解放"することを目指している。ただ、マン氏のようにカレンダーから2日外すのは、あまり一般的ではなさそうだ。

今では全ての会議や打ち合わせを月曜、水曜、木曜に集中させているので、会議が予定表に散らばっていた頃よりもはるかに多くのことをこなせているとマン氏は話している。

「会議に出て、自分の仕事に集中して、また会議へ… という切り替えがうまくいかなかったんです」

マン氏は必ずしも、会議や打ち合わせが不要だと考えているわけではない。

「(会議や打ち合わせをすることで)得られるものもあります。ただ、心理的にあまり生産的だと感じられなかったんです」

自分のやり方は誰にでも当てはまるわけではないとマン氏は語った。例えば、同氏が率いる会社の従業員の中には、クライアントや今後クライアントになってくれそうな相手と話す必要のある人たちもいる。

こうしたタイプの仕事なら、打ち合わせの合間にメールをやりとりすることも可能だと同氏は言う。それにカレンダーを柔軟にしておくことは、クライアントにとって重要だ。

「なので、こういう仕事をしているなら、週に丸2日会議や打ち合わせを入れない日を作るのは、生産的とは言えないでしょう」とマン氏は話した。

一方で、マーケティングのコピーをたくさん書いていた別の従業員にとっては、会議や打ち合わせを入れない時間を長く確保することで、自分の仕事に深く集中することができたとマン氏は語った。

「この従業員にとっては、こういうやり方が集中をするのにものすごく重要なんです」