仕事が早い人がやっている、日常の「ちょっとした工夫」で自分の時間を作る方法

AI要約

仕事が早い人は、選ぶまでの速度が速いため自分の時間を作ることができる。

服を持つ目的は着るためであり、特別な日にはレンタルする方が便利である。

日常を快適に過ごすためには、毎日使える服を適量購入することが重要。

仕事が早い人がやっている、日常の「ちょっとした工夫」で自分の時間を作る方法

仕事が早い人は、普通の人に比べて選ぶまでの速度が段違いです。残業をなくし、自分の時間を作るためには、何が必要なのか。PRコンサルタントの野呂エイシロウ氏の著書『考えなくてもうまくいく人の習慣』(ワニブックス:刊)より、特別にお届けします。

誰にでもお気に入りの1着というのがあると思います。“いつか”のためにとっておくことも多いのではないでしょうか。僕にも、かつてそういう服がありました。25万円のスーツです。

過去形で書いたのは、先日、思い切って処分したからです。

久しぶりに試着してみたらシルエットが古く感じられ、外に着ていく気がしませんでした。25万円もしたのに数えるほどしか着ておらず、もとをとれずに終わってしまいました。

女性の場合、お店で店員さんに「ちょっとしたパーティにも着ていけますよ」と言われて、つい買ってしまった経験がある人もいるのではないでしょうか。でも“ちょっとしたパーティ”ってなんでしょう? 企業のパーティに僕もよく呼ばれますが、女性の多くはきれいめのビジネススーツを着ています。実際にはドレスが必要な結婚式や披露宴くらいしか思いつきません。もちろん、毎回、同じ服を着ていくわけにはいきません。

そのような場合、レンタルドレスのほうがよいかもしれません。金塊であれば誰が持っていてもお金になりますが、服は性別、好みもバラバラなので、売ったとしてもまとまったお金にはなりづらく、置いておくだけで場所もとります。

かといって、放置しておくと汗ジミがカビに変わってしまうケースもあるので、クリーニングは必須です。ただ、クリーニング費用というのも、なかなかの金額です。それであれば、特別な日はレンタルドレス(スーツ)にしてみるのはいかがでしょう。

クリーニング代も不要ですし、場所もとりません。2着持っていれば、その2着を着回すか新たに買い足さなくてはなりませんが、レンタルであれば、毎回違うドレス(スーツ)を楽しむこともできます。

服は着るために買うものです。とっておくために買うのではありません。25万円のスーツを買ったのなら、25万円分は着倒すべきだったのです。

僕はそれ以来、1シーズン着なかった服は捨てることに決めました。スーツは同じ形のものを2着ずつ買い、着まわしています。

シャツも下着もシンプルで清潔感があり、かつ着心地のよい定番品を選び、最低限必要な分だけをクローゼットに収納しています。

この方法にしたおかげで、クローゼットの前で悩む時間が極めて短くなりました。

大切なのは、いつ来るかわからないハレの日ではなく、毎日をどう快適に過ごすかです。もったいなくてなかなか着られない25万円のスーツよりも、手頃な価格で着やすいスーツを毎日交互に着たほうが、心豊かに暮らせます。