「ここは日本だよな……」【2】車検も取得し、公道走行も可能に!|フォード クラウンビクトリア ポリスインターセプター

AI要約

フォード・クラウンビクトリアの特徴の一つであるポリスインターセプターは、アメリカのパトカー市場で大きなシェアを持つ存在だった。

ポリスインターセプターは大型であり、多くの装備や機器を搭載できるため、犯人逮捕をはじめとする警察活動に適していた。

アメリカでは耐用期限が過ぎたポリスインターセプターが日本にも流通し、日本の警察車両としても使用されている。

「ここは日本だよな……」【2】車検も取得し、公道走行も可能に!|フォード クラウンビクトリア ポリスインターセプター

【フォード クラウンビクトリア ポリスインターセプター Vol.2】

クラウンビックことフォード・クラウンビクトリアのの仕様のひとつとして用意されたのが、パトカー専用のポリスインターセプターだ。P71の商品コードで呼ばれる2代目クラウンビック・ポリスインターセプターは、アメリカのパトカー市場で7割以上のシェアを誇った。

P71の商品コードで呼ばれる2代目クラウンビック・ポリスインターセプターは、アメリカのパトカー市場で7割以上のシェアを誇った。

その理由は、ラダーフレームの大型FRセダンだから。犯人逮捕時はもちろん、多くの装備や機器を搭載する点でも大型であることは必須条件。また、アメリカの警察ではもともとFRが好まれているそうで、ハンドリングの良さが要因なのか……その真相は不明。

そしてラダーフレーム。これは単純に頑丈であるから過酷な使用にも耐えられるというだけでなく、シャシー別体構造によりボディの修理や改造(装甲の追加やボディ補強など)がしやすいという利点もある。このような点から、クラウンビックが警察車両として重宝されていたのだ。

そんなアメリカの警察車両が、ここ日本に存在する。それはなぜか。アメリカでは耐用期限(一般的には2年程度)が過ぎると、日本のように解体されるのではなく、払い下げられ中古車市場に流通する。それが流れ流れて、日本にも生息しているというわけだ。