「ここは日本だよな……」【1】ハリウッド映画で目にする「本物」のパトロールカー|フォード クラウンビクトリア ポリスインターセプター
日本の撮影待ち合わせ場所にアメリカの本物の警察車両が現れる
フォードのクラウンビクトリアは古くからの歴史を持つフルサイズセダン
地域によって異なるが、NYPDの車両は白地にブルーが基本
【フォード クラウンビクトリア ポリスインターセプター Vol.1】
目を疑った、ここは日本だよな……。撮影の待ち合わせ場所にいた車両は、そこにいるだけで周囲までもアメリカにしてしまう存在感を放っていた。そう、このアメリカのパトカーだ。ハリウッド映画でよく目にするあれが、目の前にある。しかも、これは正真正銘、本物の警察車両だというのだ。
この車両はフォードが販売していたフルサイズセダンのクラウンビクトリアで、「クラウンビック」の愛称で呼ばれている。
その歴史は古く、1955年に登場した2ドアクーペが始まり。その後、一度は名称がなくなったが、80年にフォード・LTDの上級仕様という位置付けで復活。そして、91年に完全に独立して初代がデビューした。
ボディサイドに描かれるNYPDは「ニューヨーク・ポリス・ディパートメント」、ニューヨーク市警のこと。警察車両といっても地域によってカラーリングが異なり、NYPDは白地にブルーが基本だ。