大幅利下げに異議、インフレ目標は依然未達=ボウマンFRB理事

AI要約

米連邦準備理事会ボウマン理事は、大幅利下げに反対し、25bpを支持する考えを示した。

ボウマン氏は経済や雇用の良好な状況を指摘し、インフレ目標に至っていないため慎重な政策スタンスを主張している。

彼はインフレ率を目標の2%まで引き下げるために、中立的な姿勢を保つことが重要だと述べた。

大幅利下げに異議、インフレ目標は依然未達=ボウマンFRB理事

[ワシントン 20日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のボウマン理事は20日、18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で決定した50ベーシスポイント(bp)の大幅利下げには反対で、通常幅の25bpを支持するとの考えを改めて示した。「時期尚早な勝利宣言」との誤解を招くことを懸念したことを理由とした。

ボウマン理事は、18日のFOMCで大幅利下げ決定に唯一反対票を投じている。

ボウマン氏は声明で、堅調な雇用市場と経済を背景に、「コア個人消費支出(PCE)価格指数は依然として前年比2.5%上昇している」と指摘。FRBはまだインフレ目標の達成には至っておらず、慎重なペースで中立的な政策スタンスに移行することで、「さらなる進展が見られ、インフレ率を目標の2%まで確実に引き下げることができると思う」との考えを示した。