新進 乳酸菌発酵野菜で成果 腸内環境改善の効果示唆

AI要約

新進は、自社で分離した乳酸菌の摂取効果を早稲田大学の宮地元彦教授と共同研究し、第78回日本体力医学会大会で乳酸発酵野菜の摂取効果を発表。

同研究では、自社で分離した乳酸菌を用いて腸内環境を改善する効果を確認。具体的には、乳酸菌発酵野菜の摂取が腸内菌叢の変化や排便頻度の増加、便質の改善につながった。

同社独自の乳酸菌は今後の需要増も期待され、乳酸菌醗酵野菜ドレッシングにも使用されている。

新進 乳酸菌発酵野菜で成果 腸内環境改善の効果示唆

新進は、自社で分離した乳酸菌の摂取効果を早稲田大学の宮地元彦教授と共同研究し、7日開催された第78回日本体力医学会大会(佐賀大学本庄キャンパス)で乳酸発酵野菜の摂取効果として発表した。

同研究は、新進が自社において分離した乳酸菌を活用したもの。生活習慣を繰り返す変動させる「多重交差介入N-1試験」を用いて行った。試験内容は、ミクロペーストを乳酸発酵させた野菜(にんじん、たまねぎ)を使ったスムージー、スープ(野菜換算で350g/日)を1週間連続して摂食。これを年間6回実施するもの。この結果、被験者の腸内菌叢の変化と排便の頻度の増加、便質の改善が確認された。

野菜350gに相当する乳酸菌発酵野菜の毎日摂取が腸内環境を改善させる可能性を示している。研究に使用した同社独自の乳酸菌は、「乳酸菌醗酵野菜ドレッシング」(にんじん、むらさき芋、玉ねぎの3種)にも使用されており、今後の需要増も期待されそうだ。