スト継続中は賃金支給せず、サムスンがインド工場従業員に通知

AI要約

南インドのサムスン工場で行われているストライキについて、労働者が賃上げや労働組合の認定を求めて抗議活動を展開している。

サムスンはストに参加している労働者に対し、抗議活動中は賃金が支払われず、解雇のリスクがあると通知した。

裁判所は速やかな解決を呼びかけており、サムスンは経営陣との話し合いで問題を解決する意向を示している。

スト継続中は賃金支給せず、サムスンがインド工場従業員に通知

Praveen Paramasivam

[チェンナイ(インド) 20日 ロイター] - 韓国サムスン電子は20日、インド南部工場で今月9日から賃上げなどを求めてストライキを実施している従業員数百人の一部に対し、抗議活動中は賃金が支払われず、解雇のリスクがあると通知した。

ストが行われているのは南部タミルナド州の州都チェンナイ近郊の家電工場。従業員は賃上げや労働組合の認定を要求しており、工場付近に仮設テントを設置して抗議活動を展開している。

サムスンは先週、労組を提訴し、工場内や周辺での扇動行為や演説を禁止する仮処分命令を求めたが、裁判所は19日、速やかな解決を呼びかけるにとどめた。

サムスンのインド法人の人事部は20日、ストに参加している労働者の一部に電子メールを送り、ストが「違法」であり、抗議活動中は賃金を受け取る権利がないと通知。4日以内に職場復帰しない場合は「免職対象にならない理由」を説明する必要があると伝えた。経営陣は全ての問題を話し合いで解決できると考えているという。