1200億円の融資枠設定 三重・岩手の投資に活用 キオクシアHD

AI要約

半導体メモリー大手のキオクシアHDが金融機関との間で1200億円の融資枠を設定した。

調達資金は最先端のメモリー生産設備投資に充てられる。

同社は需要拡大に備え、設備投資に必要な資金の確保を進めている。

 半導体メモリー大手のキオクシアホールディングス(HD)は20日、三井住友銀行や三菱UFJ銀行など金融機関との間で、1200億円の融資枠を設定したと発表した。

 調達資金は四日市工場(三重県四日市市)や北上工場(岩手県北上市)で、最先端のメモリーを生産するための設備投資に充てる。

 キオクシアHDは6月にも銀行団と2100億円の追加融資枠を設定したばかり。同社の主力製品のフラッシュメモリーは、人工知能(AI)の普及やデータセンターの建設増に伴って需要が拡大するとみて、設備投資に必要な資金の確保を進めている。