中国人民銀、予想外に最優遇貸出金利据え置き

AI要約

中国人民銀行は銀行貸出金利の指標となる最優遇貸出金利(LPR)を利下げせずに維持した

市場予想を裏切り、米FRBの利下げに合わせなかった

人民銀は経済成長を後押しするため、短期・長期金利を7月に引き下げた

中国人民銀、予想外に最優遇貸出金利据え置き

[上海 20日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)は20日、銀行貸出金利の指標となる最優遇貸出金利(ローンプライムレート、LPR)を予想外に据え置いた。米連邦準備理事会(FRB)が今週、大幅利下げを決定したにもかかわらず、利下げを見送った。

1年物LPRは3.35%、5年物LPRは3.85%でそれぞれ維持した。

ロイターが今週実施した市場関係者39人への調査では、回答者の69%に当たる27人が両LPRの引き下げを予想していた。

中国の新規・既存融資は主に1年物LPRに基づいており、5年物LPRは住宅ローン金利に影響する。

人民銀は7月に主要な短期・長期金利を引き下げ、市場の意表を突いた。経済成長を後押しする当局の姿勢が鮮明になった。