〔ロンドン外為〕円、142円台後半(19日正午)

AI要約

ロンドン外国為替市場で円相場が142円後半に下落し、ドル買いが進んだ。米国の利下げペースが緩やかになる見方から円安・ドル高が続いた。

FRB議長の利下げ継続に否定的な姿勢でドルを買い戻す動きが広まり、円は水準を切り下げた。

ユーロは円高・ユーロ安の動きがあり、ポンドとスイス・フランもそれぞれの相場が示されている。

 【ロンドン時事】19日午前のロンドン外国為替市場の円相場は、米国の利下げペースが緩やかになるとの見方から円売り・ドル買いが進んだ海外市場の流れを引き継ぎ、1ドル=142円台後半に下落した。正午現在は142円78~88銭と、前日午後4時(141円97銭~142円07銭)比81銭の円安・ドル高。

 円は朝方に142円20銭台で取引された後、じりじりと水準を切り下げた。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では通常の2倍となる0.5%の利下げが決まったものの、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が大幅利下げの継続に否定的な姿勢を示したことで、ドルを買い戻す動きが優勢となった。

 対ユーロは1ユーロ=159円51~61銭(前日午後4時は157円84~94銭)と、1円67銭の大幅な円安・ユーロ高。ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.1165~1175ドル(同1.1113~1123ドル)。

 ポンドは1ポンド=1.3258~3268ドル(同1.3206~3216ドル)。スイス・フランは1ドル=0.8451~8461フラン(同0.8453~8463フラン)。