34歳、ゲレンデを買う──勢いにもほどがる。それもまた人生だ!(Vol.3)

AI要約

イナガキがフェラーリからメルセデスのGクラスへの購入を検討するも、駐車場のサイズ制約で最新モデルは不可となり古いモデルに絞られる。

周囲の駐車場も最新Gクラスのサイズに合わないため、古めのGクラスを購入する人も多い。

結局、W463型後期のGクラスが最適な選択肢となった。

34歳、ゲレンデを買う──勢いにもほどがる。それもまた人生だ!(Vol.3)

29歳で人生初のフェラーリを購入した『GQ JAPAN』の編集部員のイナガキが、ひょんなことからメルセデスの“ゲレンデ(Gクラス)”を購入することに。はたして、“跳ね馬”の次はいかに?

W463型Gクラスの購入を決めたものの、やはり最新モデルのW463A型も気になる。どうせ買うなら少々高くても故障リスクの低い高年式がいいのでは……?と、迷いが生じた。

とりあえず車両入れ替えの準備を進めるべく、自宅マンション駐車場の管理事務所に出向いた。次期愛車について話すと、最新のGクラス(全長4680mm、全幅1985mm、全高1980mm)は規定サイズをオーバーしているため駐車不可という。

管理者曰く、平置き区画も全幅は1900mm以下と定めているそうだ。しかし、周囲を見回してみると全幅1900mmオーバーの現行ベントレー「フライングスパー」(全長5325mm、全幅1990mm、全高1490mm)やBMW「7シリーズ」(全長5390mm、全幅1950mm、全高1545mm)が駐車されている。

だったら最新のGクラスもいいのでは? 担当者に訊くと「以前の管理会社が“適当”だったようで、我々はきちんと管理をすることとなりました」と、話す。

管理会社が適当か否かで駐車可能車種が左右されるというのは、腑に落ちない。とはいえ、これ以上の交渉は進まず、諦めた。

ちなみにほかの駐車場も気になったので調べたところ、最新のGクラスが駐車不可となるケースが多いようだ。わがマンション周辺だと以下の通り。

Aマンション:機械式:全長5050mm、全幅1850mm、全高1550mm、重量2200kg以内。

Bマンション:機械式:全長5050mm、全幅1850mm、全高1550mm、重量2000kg以内。

Cマンション:平面:全長5300mm、全幅1950mm、全高2300mm、重量3000kg以内。

機械式の多くは1850mm以下だから、最新のGクラスは難しい。さらにいうと、平面でも全幅1950mm以下としている駐車場が多いようで2.0mに迫る最新Gクラスやレンジローバー(全幅2005mm)はNGとなるケースが多いようだ。

ゲレンデ探しを依頼しているエスアンドカンパニーの代表、鹿田能規さんによると駐車場のサイズ問題から、あえてちょっと旧いGクラスを購入する人も多いという。

話を戻すが、従ってわがGクラス購入候補はW463型後期(全長4530mm、全幅1810mm、全高1970mm)の一択となった。