東電・福島第1原発、デブリの試験的取り出し再開

AI要約

福島第1原発事故で溶け落ちた2号機の核燃料(デブリ)の試験的取り出し作業が再開された。作業は約3週間ぶりの再開であり、2011年の事故以来初めての試みとなる。作業は8月22日に予定されていたが、前回の作業はデブリ回収装置に取り付けるパイプの並び順の誤りが判明し中断されていた。

実際にデブリを回収できれば、廃炉に向けた工程は新たな段階に入ることになる。この作業の成功は原子力施設の廃炉作業における重要な一歩となるだろう。

福島第1原発事故に関連する作業はまだ続いており、今回の試験的取り出し作業の結果が注目されている。

 東京電力は10日、福島第1原発事故で溶け落ちた2号機の核燃料(デブリ)の試験的取り出し作業を約3週間ぶりに再開した。2011年の事故後初の試みで、8月22日に始める予定だったが、デブリ回収装置に取り付ける5本のパイプの並び順に誤りが判明し直前に中断していた。実際に回収できれば、廃炉に向けた工程は新たな段階に入る。