MATビハイクル【3】これまで7台を所有! 状態の良いパーツを集めて仕上げた屈指の仕上がりの1台

AI要約

オーナーがマツダ コスモスポーツをアレンジし、MATビハイクル仕様に仕上げたストーリー。

オーナーのコスモスポーツへの情熱と車の歴史、所有台数について。

1969年式のマツダ コスモスポーツの主要諸元とスペック。

MATビハイクル【3】これまで7台を所有! 状態の良いパーツを集めて仕上げた屈指の仕上がりの1台

【1969年式 マツダ コスモスポーツ MATビハイクル仕様 vol.3】

自らのコスモスポーツに焼き付け塗装を施し、MATビハイクルを再現したオーナー。

ウルトラシリーズのファンであると同時に、熱烈なコスモスポーツファンであるオーナーは「5歳の頃に高松市の商店街を走るコスモスポーツを見た瞬間、大人になったら必ずこれに乗るんだと決心したんです」。そして大人になり、夢を叶える。

初めて買ったコスモスポーツは、床に穴が開き、雑草が顔をのぞかせているような状態だったが、生命保険を解約して購入。6年がかりでレストアしたという。

その後もコスモスポーツ熱は冷めず、これまで7台のコスモスポーツを所有してきたオーナー。このマットビハイクルのベースとなった個体は、小豆島への赴任時に前オーナーと知り合い、頼み込んで譲ってもらったという。それほど素晴らしい状態だったのだ。

 

「最終的にこのマットビハイクルは、5台分の後期型コスモスポーツの良い部分を集めて完成しました。日本最高のコスモスポーツだと自負しています」と語るように、見た目の派手さに目が行きがちだが、旧車としても極上。

実際に間近で見ると、その自信にも納得できる抜群のコンディションだった。

主要諸元 SPECIFICATIONS

1969年式 マツダ コスモスポーツ(L10B) ●全長4130mm

●全幅1590mm

●全高1165mm

●ホイールベース2350mm

●トレッド前/後1260/1250mm

●最低地上高125mm

●車両重量960kg

●乗車定員2名

●最高速度200km/h

●登坂能力tanθ0.553

●最小回転半径5.2m

●エンジン型式10A型

●エンジン種類水冷2ローター・ロータリー

●総排気量491cc×2

●圧縮比9.4:1

●最高出力128ps/7000rpm

●最大トルク14.2kg-m/5000rpm

●変速機前進5段・後退1段 前進フルシンクロメッシュ

●変速比1速3.379/2速2.077/3速1.390/4速1.000/5速0.841/後退3.389

●最終減速比4.111

●燃料タンク容量57リットル

●ステアリング形式ラック&ピニオン

●サスペンション前/後独立懸架筒型複動オイルダンパー・コイルバネ/筒型複動オイルダンパー半楕円形板バネ

●ブレーキ前/後ディスク/リーディングトレーリング

●タイヤ前後とも155HR15ラジアル

●発売当時価格158万円