自民党総裁選で「過去になぜか上がっている銘柄リスト」大公開…“9月最初に買って・9月最終日に売る”作戦で党員資格ない一般国民も恩恵狙う

AI要約

岸田総理が9月の自民党総裁選への不出馬を表明し、次期総裁候補の本命がない状況になっている。

過去5回の自民党総裁選の銘柄を分析し、山梨中央銀行と八十二銀行が負け無しの記録を持っていることが注目されている。

山梨中央銀行と八十二銀行は隣接する地方銀行であり、不思議なアノマリーが見られる。

自民党総裁選で「過去になぜか上がっている銘柄リスト」大公開…“9月最初に買って・9月最終日に売る”作戦で党員資格ない一般国民も恩恵狙う

 岸田総理が9月の自民党総裁選への不出馬を表明した。その結果、次期総裁の本命候補はおらず、誰が次の総裁となるか注目されている。2012年12月の自民党の政権復帰直前から、過去5回自民党総裁選は行われた。そしてその全ての時期で負け無しの銘柄がある。アノマリー投資の観点で自民党総裁選を見るのも面白いだろう。みんかぶプレミアム特集「株で一人勝ち!メガトレンド12」第2回ーー。

 岸田総理が8月14日に自民党総裁選への不出馬を表明しました。最大与党の自民党総裁が総理大臣となるため、実質的に岸田総理の退陣表明となります。

 自民党総裁選は9月に予定されており、次期自民党総裁そして首相の座を巡り多数の候補者が出馬予定です(記事は8月23日に執筆)。

 衆議院選挙や参議院選挙の際に、ゼネコンや選挙用品を取り扱う企業が選挙銘柄として取り上げられることがあります。それでは自民党総裁選銘柄はあるのでしょうか?

 今回は現役の岸田総理が不出馬を表明しており、また次の総裁候補の本命がいません。米大統領選の行方の予想と同等、もしくはそれ以上に結果の予想は難しい状態です。よって、自民党総裁選銘柄を取り上げるのも難しいといえます。そこでアノマリーの観点で、過去に自民党総裁選のあった月に上昇した銘柄を取り上げてみましょう。

 2012年12月の自民党の政権復帰直前から見ると、これまで5回の自民党総裁選が行われました。

・2012年9月 安倍晋三が再当選。

・2015年9月 安倍晋三が無投票で再選。

・2018年9月 安倍晋三が再々選。

・2020年9月 菅義偉が当選。

・2021年9月 岸田文雄が当選。

※敬称語略

 以下では、自民党総裁選のあった9月に上昇した銘柄を取り上げました。

 2012年から5回あった9月自民党総裁選の際、一度も下落していないのは以下の2銘柄です。

八十二銀行<8359>

山梨中央銀行<8360>

 長野県の八十二銀行と山梨県の山梨中央銀行は隣接する地方銀行です。いずれも戦国時代は武田信玄の領国の地方銀行が、なぜか過去5回の自民党総裁選のあった9月はいずれも負け無しです。なお、山梨中央銀行は2022年が始値と終値が同じ株価ですが、八十二銀行は全て上昇です。

 昭和世代には山梨県の政治家といえば故金丸信氏、長野県の政治家といえば故羽田孜元総理が有名ですが、不思議なアノマリーといえるでしょう。