林官房長官「“解散”は争点として争うものではない」マイナ保険証の廃止時期延期含め対応検討

AI要約

自民党総裁選で小泉進次郎元環境相が早期の衆議院解散に言及したことに関し、林官房長官は解散を争点にしない考えを示した。

小泉氏は首相就任時に早期解散を示唆しているが、林氏は状況判断を重視し、解散のタイミングは必ずしも争点にならないと述べた。

林長官は、マイナンバーカードを健康保険証として使用するマイナ保険証への移行についても、国民の不安を考慮し廃止時期の延期も検討する考えを示した。

林官房長官「“解散”は争点として争うものではない」マイナ保険証の廃止時期延期含め対応検討

自民党総裁選で小泉進次郎元環境相が早期の衆議院解散に言及したことに関し、林官房長官は7日、「“解散”を争点にして争うということでは必ずしもないと思う」と述べた。

小泉氏は、6日の記者会見で、首相に就任した場合は、早期の衆議院解散に踏み切る考えを示した。林氏は、解散のタイミングについて問われ、「総裁選でこれを争点にして争うということでは必ずしもないと思う。総裁に選んでもらったら、その上でしっかりと状況判断して決断したい」と、早期解散を掲げた小泉氏とは別の立場を示した。

この日、林長官は東京都内のリハビリ施設や渋谷区内のスタートアップ企業の支援の現場を視察した。

林長官は、マイナンバーカードを健康保険証として使用する「マイナ保険証」への移行に伴い、2024年12月に紙の保険証の新規発行が廃止される予定となっている中、「国民のいろんな不安の声を耳にする」と述べた上で「不安を解消するために見直しを含めて適切に対応していきたい」と述べ廃止時期の延期を含め検討する考えを示した。