米フィラデルフィア連銀のハーカー総裁、来年6月退任 後任選びを開始

AI要約

米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁が2025年に退任することが発表された。

ハーカー氏は2015年に就任し、緩やかな利下げ政策を支持していたが、65歳の定年年齢に達したため退任する。

後任選びは全米を対象とし、民間企業の幹部から選定される。

米フィラデルフィア連銀のハーカー総裁、来年6月退任 後任選びを開始

Michael S. Derby

[ニューヨーク 4日 ロイター] - 米フィラデルフィア地区連銀は4日、ハーカー総裁が2025年6月に退任するのに伴い、後任選びを開始すると発表した。

ハーカー氏は2015年に就任。直近の発言で、連邦準備理事会(FRB)がインフレ圧力の後退を受けて緩やかな利下げを開始するという政策見通しを支持する考えを表明した。

退任は、連銀規則が定める65歳の定年年齢に達するため。

後任の選定作業は、FRBの監督対象ではない民間企業の幹部で構成する同連銀理事会が主導する。理事会の議長を務める米企業クエンチUSAの最高経営責任者(CEO)、アンソニー・イバルグエン氏は発表文で、後任選びがオープンで包摂的、全米を対象としたものになると述べた。