【単身世帯】65歳以上「おひとりさま世帯」が31.7%…無職世帯の収支状況と貯蓄額はいくら?

AI要約
厚生労働省による2023年国民生活基礎調査の概況が発表され、おひとりさま世帯が最も多いことが明らかになった。高齢者世帯も全体の30.4%を占め、増加傾向が続いている。また、内閣府の報告によると、65歳以上のおひとりさま世帯は男女ともに増加し続ける見込みである。2023年6月1日時点で全国の65歳以上のいる世帯は2695万1千世帯であり、世帯構造は夫婦のみの世帯や親と未婚の子のみの世帯が多い。65歳以上のおひとりさま世帯は31.7%を占めている。最後に、65歳以上のおひとりさま世帯の収支状況について紹介されている。
【単身世帯】65歳以上「おひとりさま世帯」が31.7%…無職世帯の収支状況と貯蓄額はいくら?

厚生労働省「2023年(令和5年)国民生活基礎調査の概況」によると、2023年6月1日現在、全国の世帯総数は5445万2千世帯と発表されました。

その中で、「おひとりさま世帯」は1849万5千世帯で全体の34%と最も多くなっています。

次いで、「夫婦と未婚の子のみの世帯」の1351万6千世帯、「夫婦のみの世帯」1339万5千世帯です。

世帯総数の世帯累計でみると、「高齢者世帯」は1656万世帯で全世帯の30.4%を占めており、全国的に高齢者のおひとりさま世帯が多いことがわかります。

今回は、65歳以上のおひとりさま世帯や収支状況、貯蓄についてご紹介します。

※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

内閣府「令和6年版高齢社会白書」によると、65歳以上のおひとりさまは、男女ともに増加傾向です。

●65歳以上の男女・人口に占める割合

2015年

 ・男性:13.3%

 ・女性:21.1%

2020年

 ・男性:15.0%

 ・女性:22.1%

2025年

 ・男性:18.3%

 ・女性:25.4%

2050年度予想

 ・男性:26.1%

 ・女性:29.3%

65歳以上のおひとりさまは男女ともに増加傾向にあり、2050年には男性26.1%、女性は29.3%と予想されています。

2023年6月1日現在、全国の65歳以上のいる世帯は2695万1千世帯でした。

世帯構造をみると「夫婦のみの世帯」が863万5千世帯で32%、次いで「おひとりさま世帯」が855万3千世帯で31.7%、「親と未婚の子のみの世帯」が543万2千世帯で20.2%となっています。

【2023年度の65歳以上のいる世帯の世帯構造】

 ・単独世帯:31.7%

 ・夫婦のみの世帯:32.0%

 ・親と未婚の子のみの世帯:20.2%

 ・三世代世帯:7.0%

 ・その他の世帯:9.0%

次に、65歳以上のおひとりさま世帯の収支状況をみていきましょう。