「死後離婚が今の生き甲斐です」to do リストを作る50代主婦の狂気!義家族、そして夫と決別する日を待ち続ける日常が恐ろしすぎる!

AI要約

姻族関係終了届を出す人が増え、死後離婚の現象が注目されている。

背景には高齢化社会と家族介護の負担があり、古い家父長制の影響も指摘される。

特に女性が古い家の価値観から解放されようとし、死後離婚を考えるケースも増えている。

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配偶者の死後に姻族関係終了届を出す人が増えていると報道されている。危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏はこう話す。

「死後離婚というパワーワードも関係し、注目を集めているようですね。実際には姻族関係終了届と呼ばれるもので、生存配偶者が死亡した配偶者の血族との姻族関係を終了させるための届出です。この届出自体には氏や戸籍の変更はありません。単純に義両親や義兄弟との縁を切るというものです」。

昨今では熟年離婚の増加も叫ばれており、変化の波を感じざるを得ない。

「そうですね。死後離婚の大きな要因になっているのは、義両親の介護負担でしょうね。人生100年時代、高齢化社会なので親の方が長生きするケースも存在します。手続きの大半が女性ということからも古い家父長制の影響が強く感じられますね。女は家に入るもの、夫の家族の面倒を見るもの、そんな古い価値観が根強く残っていることの裏返しでしょう。男性側は配偶者に先立たれたとて、妻の両親の面倒を見ることを押し付けられにくい。だからわざわざ届出を出す必要がない。もちろんすべてではありませんが、背景としてはそんなところでしょうね」。

未だ根強く残る古い家の価値観から脱却しようとする女性が増えているとも言えるかもしれない。今回は死後離婚を心に決めている女性の証言だ。

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橋口吉江さん(仮名・69歳)は、元弁護士事務所に勤務していた。結婚後に仕事を辞めて、泣く泣く専業主婦になった。

「仕事はやりがいがありましたが、流産をしてしまって…」。

吉江さんはバリバリのキャリアウーマンだったそう。

「夫と年収を競うほどだったんですよ。ただ流産を経験し、精神的に参ってしまって、妊娠を機に退職したんです。仕事をしながら子育てを続けたかったんですが、周りに手伝ってくれる親族もおらず、時代的にも両立がなかなか難しくて。諦めるしかなかったんです」。

その後、専業主婦として子育てに邁進しながらも働くチャンスをうかがっていたが、夫はその想いを拒否したらしい。

「典型的なモラハラですね。専業主婦だから、稼ぎがないからとマウントを取られてここまできました。夫は私が専業主婦になったことで、より仕事に力が入ったんじゃないかな。もちろん、家族を食べさせてやらなきゃという気持ちもあったとは思いますが、そもそも私に対してライバル意識があったので、それもモラハラを後押ししたんじゃないかなと思います」。

家事育児をすべて押し付けられながらも吉江さんはなんとか働こうと試みた。

「何度も何度も大喧嘩しました。でも夫は首を縦にふりませんでした。そうこうしているうちにお舅さんが倒れたんです…。息子が10歳になった頃でした」。

そこからは介護の日々が始まった。