〔東京株式〕軟調=為替は円高方向に傾く(2日後場中盤)

AI要約

プライム市場銘柄の7割が値下がりし、日経平均株価、TOPIXともに小幅安で後場の東京市場は軟調。外国為替市場でもドル対円相場が円高方向に振れており、取引は慎重。「押せば拾うが、戻りを試す状況ではない」という。

後場の日経平均株価は利食いに押され気味で、前場終値を下回る。東証株価指数(TOPIX)もマイナス圏で推移。

日経平均株価の前引けは小幅続伸。米国株上昇や為替の円安を受けて買いが先行するも、上値追いの材料不足で利益確定売りが出現。業種別株価指数で非鉄金属などが上昇、医薬品や陸運業が下落。

 (13時50分)プライム市場銘柄の7割が値下がりし、日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに小幅安で推移するなど、後場の東京市場は軟調だ。外国為替市場でもドルの対円相場が円高方向に振れており、「押せば拾うが、戻りを試す状況ではない」(国内証券)という。

 (後場寄り)後場の日経平均株価は前営業日比10円71銭高の3万8658円46銭と前場終値を下回って始まった。引き続き利食いに押され気味で、日経平均は上値が重い。東証株価指数(TOPIX)はマイナス圏で推移している。

 (前引け)【プライム】日経平均株価の午前の終値は前営業日比62円13銭高の3万8709円88銭と小幅続伸。前週末の米国株上昇や為替の円安を受けて買いが先行したが、国内に上値追いの材料はなく、利益確定売りが出て伸び悩む銘柄が多かった。東証株価指数(TOPIX)は0.07ポイント安の2712.56。

 29%の銘柄が値上がりし、68%が値下がりした。出来高は7億4661万株、売買代金は1兆6838億円。

 業種別株価指数(33業種)は非鉄金属、銀行業、証券・商品先物取引業などが上昇。下落は医薬品、陸運業、不動産業など。

 【スタンダード】スタンダードTOP20は反落。出来高2億1920万株。

 【グロース】グロース250とグロースCoreは下落。

 (10時08分)日経平均株価は取引開始直後に400円超上昇したが、その後は上げ幅を縮めている。「リバウンドのペースも速かった」(国内証券)ため、利益確定売りが出て上値を抑えている。為替が円安に振れる中、トヨタ <7203> など完成車メーカーはそろって上昇。電線株の人気が続いており、非鉄金属も業種別株価指数の上昇率上位に入っている。一方、食料品や医薬品にはあまり買いが向かっていないようで、総じて軟調だ。

 (寄り付き)日経平均株価は前営業日比377円56銭高の3万9025円31銭と上昇して始まった。前週末の米国株の上昇や為替の円安を受けて買いが先行している。