TSMC、日本で第3工場建設か 台湾経産相「30年以降に」

AI要約

台湾の経済部長は、TSMCが日本で第3工場を建設する見通しを示唆。

TSMCは熊本県に第1工場を建設し、第2工場も計画中。

具体的な立地場所は未定で、熊本県かどうかも不明。

 台湾の郭智輝経済部長(経産相)は30日、半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が日本で第3工場を建設するとの見方を示した。東京都内で開かれた半導体をテーマとした会議の会場で、共同通信の取材に応じた。工場は先端半導体向けで、2030年以降になるとの見通しも明らかにした。具体的な立地場所については明言を避けた。

 TSMCは熊本県の第1工場で年末までに量産を開始する計画で、第2工場は27年の稼働を目指している。熊本県の木村敬知事は今月、第3工場の誘致を目指し、TSMCの本社(台湾・新竹市)を訪れた。

 郭氏は「(熊本県かどうかは)私個人は分からない」と説明した。(共同)