中国自動車販売、新エネ車の割合が50%突破 BYDが34万台超で圧倒的首位:24年7月

AI要約

2024年7月、中国の新エネルギー車(NEV)販売台数は前年同月比36.9%増の87.8万台となり、NEVの販売台数が初めてガソリン車を上回った。

主要なメーカーでは比亜迪(BYD)が圧倒的な首位を維持し、テスラの中国法人も2位につけた。7月は政府の自動車買い替え政策がNEV販売の増加に寄与した。

NEV市場での競争が激化しており、補助金や環境政策の影響が顕著に現れている。

中国自動車販売、新エネ車の割合が50%突破 BYDが34万台超で圧倒的首位:24年7月

中国の全国乗用車市場情報連合会(CPCA)によると、2024年7月の中国の新エネルギー車(NEV)販売台数は前年同月比36.9%増の87.8万台だった。自動車販売全体に占める割合は15ポイント増の51.1%となり、NEVの販売台数が初めてガソリン車を上回った。

メーカー別では、最大手の比亜迪(BYD)が約34万800台で圧倒的首位を維持し、米テスラの中国法人は約7万4100台で2位につけた。以下、吉利汽車(Geely Automobile)が5万9100台で3位、理想汽車(Li Auto)が5万1000台4位、長安汽車(Changan Automobile)が4万2700台で5位に入った。

CPCA事務局長の崔東樹氏は、7月は中国政府の自動車買い替え促進策​​「以旧換新」が進み、NEVの新車購入補助金がガソリン車よりも5000元(約10万円)多く支給されるようになり、NEV販売台数の増加につながったとの見方を示した。

*1元=約20円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)