小泉進次郎氏 30日に出馬表明 本命も”浮かぶ弱点” 自民総裁選

AI要約

小泉元環境大臣が自民党総裁選に立候補する方針を固め、既に正式表明している候補者もいる中で注目されている。

小泉氏は、環境政策や規制改革などの政策を掲げ、憲法改正や教育充実、自衛隊処遇改善などを訴えることが予想されている。

しかし、小泉氏に対しては信任が必要で、党内からは独立性が指摘されており、総裁選の結果次第では政権運営に不安が残る可能性もある。

小泉進次郎氏 30日に出馬表明 本命も”浮かぶ弱点” 自民総裁選

日本でも自民党総裁選を巡り、大きな動きが。小泉元環境大臣が30日に立候補を正式表明する方針を固めました。

23日、能登半島地震の被災地を視察した小泉元環境大臣。 党内で、現時点で総裁選の“大本命”とも言われています。

岸田総理が不出馬を表明する前から、周囲に出馬に意欲をにじませていました。

これまでに正式に立候補を表明しているのは、小林鷹之前経済安保担当大臣1人です。

自民党・小林鷹之前経済安全保障担当大臣

「(小泉氏は)同じ40代ということで、総裁選をしっかり政策論議で盛り上げていければいいなと思う」

自民党・石破元幹事長

「最後の戦いになります。38年間の政治生活総決算です」

また、出馬表明については、石破元幹事長が24日、河野デジタル大臣が26日、林官房長官が27日、高市経済安保担当大臣が来週中に行うとしています。

小泉氏の会見は30日。他の候補より遅くしたのには狙いがあります。

政治部・大石真依子 記者

「選挙は、後出しじゃんけんが有利とされているが、小泉さんも圧倒的な知名度でそうした戦略をとった」

ただ、それだけではないかもしれません。奇しくも15年前の「8月30日」は小泉氏が初当選を果たした日でした。

政治部・大石真依子 記者

「小泉氏は、自民党の支持率の低迷が続く中で、信頼を取り戻すには原点回帰が必要だと話をしていて、自分の原点、すなわち初当選した日にあえて当てたか」

小泉氏は、総裁選でどんな政策を訴えるのでしょうか。

政治部・大石真依子 記者

「自民党の党是である憲法改正だとよく話している。憲法に関連して、教育の充実や自衛隊の処遇改善なども訴えている。また、これまで携わってきた環境政策や規制改革を掲げるとみられる」

そんな小泉氏は、現時点で総裁選の“大本命”と言われています。

自民党関係者

「進次郎が出ることによって票が一気に流れる可能性はある。今回は(1位は進次郎で)2位が誰になるかを選ぶようなものだ」

一方で、党内からは「弱点」を指摘する声も…

自民党関係者

「進次郎が総理をしている姿なんて全くイメージできない。またセクシーなんて言われたらたまらないよ」

環境大臣時代、気候変動について「セクシーであるべきだ」などの発言も。

政治部・大石真依子 記者

「環境大臣時代の『セクシー』発言など、意が理解されずに炎上してしまったいくつかのケースもある。これまで無派閥で一匹おおかみでやってきたところもあって『この人』という側近が見当たらない。総理になってすぐ解散総選挙となれば、勢いで乗り切れたとしても、その後の政権運営や国会審議に不安は残る」