廃車の天国 米巨大ジャンクヤードで見つけた「お宝」 40選 後編 日本車も多数発見

AI要約

クライスラーは三菱に出資し、米国市場向けに三菱車を輸入していたが、コルディアは直接輸入された。外観には問題があるものの、構造的には素晴らしい1962年型ビュイック・スペシャルや全長230インチのリンカーン・コンチネンタルMkVなどが発見された。

キャデラック・カテラやメルセデス・ベンツのW123型セダンなど、車種ごとに特徴や生産背景が紹介されている。

各車の特性や生産背景を紹介しつつ、巨大なクラシックカーの姿勢やスクールバスに喩えられる面白い視点も取り入れられている。

廃車の天国 米巨大ジャンクヤードで見つけた「お宝」 40選 後編 日本車も多数発見

(翻訳者注:この記事は、『廃車の天国 米巨大ジャンクヤードで見つけた「お宝」 40選 前編 日本車も多数発見』の後編にあたります。)

クライスラーは三菱に出資しており、三菱車を米国市場向けにリバッジして輸入していた歴史がある。しかし、コルディアは三菱が直接輸入していた。1982年から1990年にかけて生産されたコンパクトなハッチバックで、量産車としては初期に電子インストゥルメント・パネルを採用したモデルである。

外観的にはいくつかの問題があるが、この1962年型ビュイック・スペシャルは構造的には素晴らしい状態である。1962年型はV6エンジンを搭載した初の量産米国車であり、0-97km/h加速12.8秒と、V8バージョンより3秒も遅かった。この個体のボンネットの下には何が隠されているのだろう。

全長230インチ(約5.8m)のリンカーン・コンチネンタルMkVは、フォードが販売した史上最長の2ドア・クーペの称号を持つ。この写真では、その巨大さが際立ち、下にある1980年代半ばのタウンカーを小さく見せている。

高級クーペとして1977年から1979年にかけて生産された。

ドイツのゼネラルモーターズによって生産されたキャデラック・カテラは、オペル・オメガのリバッジモデルで、英国製の3.0L V6エンジンを搭載している。1996年から2001年にかけて販売されたが、売れ行きは芳しくなく、出荷されたのはわずか9万5000台だった。価格は2万9995ドルで、アキュラ、BMW、インフィニティ、メルセデス・ベンツなどの高級輸入車に対抗するために用意されたエントリーモデルのキャデラックであった。

この角度から見ると、メルセデス・ベンツのW123型セダンがスクールバスの列を飛び越えようとして失敗したように見える。このようなスタントに挑戦するなら、240Dは選ばれるべきクルマではないだろう。ディーゼルエンジン車の240Dの最高速度は140km/hで、0-97km/h加速に22秒かかった。