森永乳業、ビフィズス菌M-63が中国「新食品原料」に

AI要約

森永乳業のビフィズス菌「ビフィズス菌 M-63」が中国の新食品原料に登録されたことが発表された。

これまで登録されていたビフィズス菌と合わせて、3歳未満の乳幼児用食品に使用可能な3種類の菌株が登録されている。

これにより、森永乳業は中国で製品の応用範囲を広げ、販売を強化していく方針を示している。

 森永乳業は、独自のビフィズス菌「ビフィズス菌 M-63(Bifidobacterium longum subsp. infantis M-63)」が、8月5日付で中国の「新食品原料」に登録されたと発表した。

 中国の新食品原料に登録されているビフィズス菌を保有する日本企業は同社のみで、これまで「ビフィズス菌M-16V」「ビフィズス菌BB536」で登録。今回の「ビフィズス菌 M-63」で3例目となる。これら3菌株はすべて、3歳未満を対象とした乳幼児用食品への使用が認められている。

 「新食品原料」は、中国で伝統的な食習慣を持たない食品原料を中国国内で販売するために必要な制度。特に3歳未満を対象とした乳幼児用食品に使用可能な原料は、栄養面や健康面とともに、安全面における厳しい基準を満たす必要がある。

 今回の登録を受け同社では、「中国においてすべての年齢層を対象にした食品に原料として使用し、製造・販売することが可能となった。製品応用の機会を増やし、中国での販売を強化していく」としている。