《賞金総額50億円超えも!》松山英樹が第1戦で優勝したプレーオフシリーズの賞金が超高額になる理由 最終戦優勝ならパリ五輪銅メダル報奨金の500倍を手に

AI要約

松山英樹がパリ五輪で銅メダルを獲得し、米国男子ツアーでも好調を維持している。年間賞金が50億円超えの可能性がある。

プレーオフシリーズでの優勝により次の2戦でも注目される松山。年間王者の座を狙われている。

最終戦での松山のポイントランクと優勝の可能性を述べる専門家の見解も紹介されている。

《賞金総額50億円超えも!》松山英樹が第1戦で優勝したプレーオフシリーズの賞金が超高額になる理由 最終戦優勝ならパリ五輪銅メダル報奨金の500倍を手に

 パリ五輪で銅メダルに輝いた松山英樹(32)だが、勢いそのままに米国男子ツアーでも快進撃を見せている。年間王者を争うプレーオフシリーズ第1戦(フェデックス・セントジュード選手権)で優勝を飾り、賞金360万ドル(約5億3280万円)を獲得。今シーズン(2023-24年)の獲得賞金が1123万7611ドル(約16億6317万円)となった。残り2戦の活躍次第では、年間獲得賞金が50億円超えとなる可能性もある状況だ。

 松山が米国男子ツアーに本格参戦した2013年以降、獲得賞金が最も多かったのは2016-17年の838万570ドル(約12億4032万円)で、今季はその数字を更新したわけだが、どこまで獲得賞金を伸ばす可能性があるのだろうか。ゴルフ担当記者が言う。

「プレーオフシリーズは3戦で争われ、松山が優勝した第1戦にはポイントランキング70位までの選手が出場する。第2戦(BMW選手権)には50位まで、最終戦(ツアー選手権)は30位までと出場選手が絞られていく。

 松山はポイントランキング8位で第1戦に出場したが、優勝したことでレギュラーシーズンの4倍となる2000ポイントが与えられてランク3位に上がった。第2戦の優勝賞金は第1戦と同じ360万ドルで、2000ポイントが与えられる」

 8月23日(日本時間)に初日を迎える第2戦に松山が優勝すれば獲得賞金は1483万7611ドル(約21億9597万円)となり、2000ポイント加算されて5899ポイントとなり2位に浮上する可能性がある。前出・ゴルフ担当記者が続ける。

「最終戦は第2戦終了時のポイントランクに応じたハンデが与えられ、スタート時に1位は10アンダー、2位は8アンダー、3位は7アンダー、4位6アンダー、5位5アンダーといった具合にハンデがつく。最終戦に優勝すると年間王者となり、賞金2500万ドル(約37億円)と5年シードが与えられる」

 仮に松山が、ここから第2戦、最終戦と連続優勝すれば、今シーズンの獲得賞金は3983万7611ドル(約58億9597円)と、とてつもない金額になる。最終戦にポイントランク1位(第1戦終了時点で松山とは2633.895ポイント差)のスコッティ・シェフラーが10アンダーからスタートすることは確実で、松山がどこまでスコアを伸ばせるかの勝負になる。ツアー経験者はこう言う。

「昨年の松山はプレーオフシリーズ第1戦で16位となったが、第2戦を背中痛のため途中棄権。10年連続での最終戦出場を逃したが、最終戦には過去9回出場し、3度トップ10入りをしている。最高位は4位だが、今シーズンは上位での最終戦出場が確実で、アジア勢初の年間王者となる可能性もある」