〔ロンドン外為〕円、146円台前半(21日正午)

AI要約

ロンドン外国為替市場では、米長期金利の下げ止まりを受けて円相場が1ドル=146円台前半に下落。

アジア市場では円高の動きが見られたが、米長期金利の持ち直しや欧州株高によりドル買いが広がり、円は下落。

投資家は7月30、31日のFOMC議事要旨に注目。対ユーロや対ドル相場もそれぞれ円安・ユーロ高、ユーロ高となっている。

 【ロンドン時事】21日午前のロンドン外国為替市場では、米長期金利の下げ止まりを背景に円売り・ドル買いが優勢となり、円相場は1ドル=146円台前半に下落した。正午現在は146円13~23銭と、前日午後4時(145円55~65銭)比58銭の円安・ドル高。

 時間外取引での米長期金利の低下などを手掛かりに、この日のアジア市場ではドルを売って円を買う動きが広がり、東京時間の朝方に一時144円90銭台まで円高が進んだ。ただ、その後は米長期金利が持ち直したほか、欧州株高を受けたリスク選好のドル買いも入り、ロンドン時間の円はじりじりと水準を切り下げた。投資家はこの日発表される7月30、31日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨に注目している。

 対ユーロは1ユーロ=162円57~67銭(前日午後4時は161円74~84銭)と、83銭の円安・ユーロ高。ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.1120~1130ドル(同1.1107~1117ドル)。

 ポンドは1ポンド=1.3036~3046ドル(同1.3024~3034ドル)。スイス・フランは1ドル=0.8550~8560フラン(同0.8567~8577フラン)。