和歌山の“梅”で育った真鯛、どんな味だと思いますか? 240円で食べられるんですよ

AI要約

和歌山県由良町で養殖された和歌山 梅育ち真鯛がくら寿司に登場。紀州梅の有効成分を餌に使用し、高付加価値な魚として販売。

身質はしまりがよく、脂乗りがよいがさっぱり食べやすい。栄養価も高く、240円で提供される。

オーガニックはまちと合わせ、自社養殖場を拡大中。今後はスマート養殖を取り入れる予定。

和歌山の“梅”で育った真鯛、どんな味だと思いますか? 240円で食べられるんですよ

紀州梅の有効成分を抽出加工したエキス「紀州梅そだち」を餌に加え和歌山の海で養殖した、和歌山育ちの真鯛。4日間限定でくら寿司に登場します。

■紀州梅の有効成分を抽出加工したエキスで

育てた真鯛です

 回転寿司チェーン「くら寿司」を運営するくら寿司の子会社、KURAおさかなファームは、和歌山県由良町に設置した養殖漁場にて自社養殖した「和歌山 梅育ち真鯛」を8月20日から23日まで期間・数量限定で販売します。販売店舗はくら寿司全店で、価格は240円。

 

 和歌山 梅育ち真鯛は、紀州ほそ川(和歌山県みなべ町)が開発・製造した紀州梅の有効成分を抽出加工したエキス「紀州梅そだち」を餌に加え和歌山の海で養殖した、和歌山育ちの真鯛。

 

 この真鯛がくら寿司のバイヤーが厳選した高付加価値な魚や地域の地魚などを数量限定で楽しめる「くらの逸品シリーズ」にて採用され、お寿司としてくら寿司の店舗で販売されるという流れなのですね。

 

 身質はしまりがよく、味わいにおいては、脂乗りがよいなかでもさっぱりと食べやすいのが特長とのこと。通常の餌での生育と比較し、EPAやDHA、オレイン酸などの栄養価が高いとしています。

 

 KURAおさかなファームでは、2023年10月の和歌山県との包括連携協定締結を経て、2024年7月から和歌山県由良町に新たな自社養殖場として生簀を4基設置。

 

 現在養殖中の「オーガニックはまち」と合わせて、合計25基の生簀(いけす)を所有し、KURAおさかなファームならではの魚の生産に取り組んでいます。

 

 今回の自社養殖第2弾となる和歌山 梅育ち真鯛の生産以降も、さまざまな魚種の養殖を予定しており、これまでに委託養殖として販売実績のある「AI桜鯛」「AIはまち」の生産方法と同様に、AIやICTを活用した「スマート養殖」を自社養殖に取り入れるそう。

 

■脂のりもよく

身が締まっています

 筆者もくら寿司にて和歌山 梅育ち真鯛を食べましたが、ネタから直接“梅”の味や香りがするわけではありません。とはいえ、脂がしっかりのっていながら、さっぱりと食べやすい。身も締まっていて、240円で満足できる真鯛のお寿司になっていました。

 

 和歌山の海と、和歌山の梅で育った、オンリーワンな真鯛。新たな水産資源の開発に多くの企業が取り組んでいる時代、今後もさまざまな土地の特性を活かした魚種が出てくるかもしれません。そんな“新しい魚”を知るきっかけとして、くら寿司で和歌山 梅育ち真鯛を食べてみるのはいかがでしょうか。

 

文● モーダル小嶋(アスキーグルメ) 編集●ASCII